平成２８年８月２９日、恒例の利賀・山田地域自治振興会研修会が利賀９名山田８名の参加で開催されました。この研修会は利賀と山田を結ぶ道路の整備促進要望と地域振興の情報交換を目的に平成２１年度から継続して行われており、今回で８回目となります。今回は会場を利賀地内とし、現在盛んに話題となっている利賀サマーフェスティバル２０１６のおもてなし会場となる「天空と星空のシアター・ヴィレッジ」（そば祭り会場）と建設継続が決定したばかりの利賀ダム工事の橋梁工事現場を視察させていただきました。利賀サマーフェスティバルはご存じ鈴木忠志率いる劇団SCOT（Suzuki Company of Toga）が毎夏に開催している世界的演劇祭であり、拠点を利賀に移して今年でなんと４０年を過ぎました。この演劇祭はこれからも、劇団を支えるSCOT倶楽部により継続される予定です。そこで、観劇や出演、研修にみえる多くの方が気軽に利用し、利賀を楽しむことが出来るように、そば祭り会場にテントを主体とした宿泊、飲食設備を設置し、積極的にもてなしています。開催期間中の週末の施設は全て予約で満席となっているそうです。
また、利賀ダムはこれから１３年後（平成２９年度）の完成を目指し、本格的な工事が行われています。その最先端の庄川橋梁を中心に現場視察をさせていただきました。この庄川橋梁は既存の長崎大橋同様アーチ式の橋となっており、橋長は３６８ｍ、完成すれば長崎大橋と同じ「赤い橋」となる予定です。そして、この橋とあといくつかの小さい橋及び延長５ｋｍにもなる利賀トンネルが完成しなければ本体ダム工事には着手出来ないそうで、これからが工事の正念場となるそうです。
