6月6日、この季節としては少々むっとするような暑くらしい天気がつづく毎日ではありましたが、牛岳山頂ではさすがに清々しい風が舞う中、恒例の例祭が今年も奉賛会関係者や一般の登山客をまじえて約50名の方々の参加で開催されました。牛岳は古来大国主命が牛に乗って登られた山であることより、主の山、主岳、で、「牛岳」となった(山田村史より)言われています。その山頂にある社祠を地元である鍋谷と砺波市庄川の奉賛会の主催で代々開催され、越中一宮高瀬神社の祭神が大国主命であることより、雄神神社宮司により祀られこられました。また、以前は単独で行政が主催する「山開き」もありましたが、現在ではこの例祭(春祭り)で登山者の安全祈願も兼ねて開催されるようになりました。1000m級の山としては富山や砺波市からは一番近く年間約5000人の登山者を迎えています。庄川の散居村から呉羽山、富山平野、富山湾、新湊大橋まで見渡せ、夕方には漁火が満点の星と重なりあいます。また、近くは金剛堂山、白木峰、人形山、立山はもとより、遠くは白山や穂高まで見渡せ、360度の眺望が来る人を魅了します。二本杉の登り口からは徒歩1時間程度、また、鍋谷からは林道が頂上直近の駐車場まで接続しています。近くには1,200本ものブナ林が散策出来る遊歩道もあり、未経験の方を優しくお待ちしております。