利賀と山田地域自治振興会の交流会が8月17日総勢19名の参加で山田地域を会場に行われました。この交流会は利賀と山田を結ぶ道路の整備促進要望と地域振興の情報交換を目的に平成21年度から継続して行われており、今回で7回目となります。今回は道路の視察に続き、春に竣工された婦中町吉谷にある「富山スマートアグリ次世代園芸拠点施設」と昨年から営業を開始している赤目谷の「牛岳温泉植物工場」等今後の新しい農業の方向を展開している施設を見学してまいりました。中でもスマートアグリ施設は4haの敷地面積に温室等31棟を配し、フルーツトマトとトルコキキョウ等花きを栽培、販売しています。特筆すべき点は敷地が廃棄物埋立地であること。使用される電気、熱エネルギーのほとんどは廃棄物工場の余剰エネルギーであること。そして1年を通して品質の変わらない製品を定量出荷でき、80名あまりの雇用が年間を通じて保障されている点です。出荷する製品(農産物)は全国の少数の問屋へ下ろされ、需要に対して全く出荷が追い付いていないとのことでした。また、「牛岳温泉植物工場」でエゴマは順調に生育しており、年間を通じて葉 が計画的出荷できるようになってきているとのことで、路地の種の製品化とともに名実ともにエゴマが山田の「特産品」となりつつあることを実感させられました。